「将来安泰な職業」を選ぶために


 転職の際に年収や待遇、仕事内容、社風などの情報を事前に入手して転職先を選択するのは当然ですが、現在の日本の不安定な社会情勢を考慮する事も必要です。大手企業であっても赤字が続き、景気も完全回復とは言えない現状では、少なくとも5年先を見越して企業選び・仕事選びをする事が大切なのではないでしょうか。

 

 先日紹介されていた記事では、将来的な外国人労働者の増加と彼らとの競合を念頭に置いて、職業を選ぶ事が大切だとする説が掲載されていました。では、外国資本による企業買収や外国人労働者の増加による影響を受けにくい「安泰な職業」とはどのようなものなのでしょうか。

 

 そこで挙げられていたのは、ライフラインである電気・水道・ガスに関係する仕事で、とりわけ技術職が推奨されていました。ライフラインの整備は国の要であるため、外国資本による影響を受けにくいというメリットがあります。また、国家資格である土木・建築などの施工管理技士や電気工事士は有資格者が少ないだけでなく、外国人との競合も避けられる事、将来の転職においても有利である事も理由として挙げられていました。

 

 現在でも施工管理技士などの技術者の需要は非常に高いと言われています。特に公共事業の受注の際には土木施工管理技士の人数が評価を左右するため、転職を視野に入れてこれから資格取得を目指す人にもおすすめです。ただし、実務経験が必須であることから、資格を得るまでには時間がかかってしまうのが難点です。

 

 既に他の職業でキャリアを積んでいる人には、国家資格が必要な仕事への転身は非常に難しいものとなるでしょう。しかし、現在その業界で働いている人やキャリアチェンジ転職に意欲的な人であれば、将来も安泰な職業と目されているこれらの仕事に従事するメリットは大きいはずです。大企業を選べば安定した雇用や収入が保障されるとは限らない現代だからこそ、長い目で見たキャリアの選択が必要となるでしょう。